城泉寺の概要
湯前町にある城泉寺(じょうせんじ)は、鎌倉時代初期の貞応年間(1222~1224年)に沙弥浄心によって建立されたと伝えられる、熊本県内最古の木造建築物で国の重要文化財に指定されています
建築様式は寄棟造りの茅葺き屋根で、優美な曲線が特徴的です
堂内には、中央に阿弥陀如来坐像、右に観音菩薩、左に勢至菩薩の三尊が安置されています
これらの像はすべて檜材の寄木造りで、観音菩薩像には寛喜元年(1229年)の墨書があり、鎌倉時代の作であることが確認されています
また、境内には七重石塔や九重石塔があり、これらも国の重要文化財に指定されています

国の重要文化財に指定されている三尊が安置されています

熊本県内最古の木造建築物で国の重要文化財に指定されています

九重石塔(国の重要文化財)

七重石塔(国の重要文化財)

茅葺屋根と石塔が立派です

城泉寺の歴史です
湯前町の城泉寺(浄心寺)は、静寂に包まれた歴史ある寺院でした
特に阿弥陀堂の趣深い佇まいは印象的で、木造建築の美しさが時代を超えて息づいているのを感じました
境内は落ち着いた雰囲気で、訪れるだけで心が安らぐような空間でした
地域の歴史や文化に触れられる貴重な場所であり、ゆっくりと時間を過ごすのに最適な寺院でした
1月31日(金)
三日月詣
霊石「三日月石」を崇め、地域の仏教住職らが集まり祈祷を捧げる三日月詣が開催されました

三日月石を一目見ようと、たくさんの人が訪れました
参拝者は間近で拝観し、願いを込めてお祈りしました
