皆越鬼子母神の概要
熊本県球磨郡あさぎり町皆越に安置されている鬼子母神立像には安産、子供の守り神、健康と幸福の神として信仰され球磨郡内外から子宝祈願、夫婦和合、病気・けがの治療祈願など多くの信仰者が訪れています
地元の言い伝えによれば、明治30年代に加藤清正の菩提寺で有名な熊本市の日蓮宗本妙寺に安置するため宮崎で作られたといい、山伏が像を運搬中に、なぜかこの地で重くなったというので、やむなくこの場所に安置されるに至ったといわれています

あさぎり町指定文化財の木造鬼子母神立像は高さ143㎝、赤く彩色され合掌した恐ろしい容姿の鬼形像です

普通は天女形で幼児を抱き、右手にザクロを持つ姿ですが、この像は憤怒形をしています
これは、法華経行者の擁護のために、魔を払う目的で作られているからといわれています

皆越集落の一角にあるお堂に祀られています
皆越鬼子母神は独特の姿と深い信仰心から、多くの人々に親しまれています
子宝や健康を願う方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか