
11月17日(月)
宮園の大イチョウ
宮園の大イチョウは、熊本県球磨郡五木村宮園地区にある巨木で、樹齢およそ500年以上とされるイチョウの古木です。県の天然記念物 に指定されています。木の基部の幹周りは約 14メートル、樹高はおよそ 35〜45メートル に達する大木で、その圧倒的な存在感は「五木村のランドマーク」として親しまれています。




昼下がり、黄金のじゅうたんを踏みしめながら歩いていると、観光や写真目的ではなく、“この地を感じている”という感覚がわいてきました。木の根元に腰を下ろし、ゆっくりと息を整えて見上げると、木と自分の時間が重なっていくような不思議な感覚に包まれます。俗世の雑音が遠のき、ただ「今ここに在る」という静けさが、心の奥へ静かに染み入っていきました。
宮園阿蘇神社
熊本県球磨郡五木村に佇む 宮園阿蘇神社 は、苔むした参道や樹齢を重ねた木々に囲まれる静謐な神域です。今の時期には、境内の大木や周囲の山々が赤・橙・黄に彩られ、紅葉の深まりとともにその神聖さがいっそう際立っています。また、鳥居の手前には「力石」と呼ばれる大きな石が据えられており、体力・知力・経済力などの“運気”を授かると伝えられています。








緑深い山あいを進み、苔むした参道を一歩一歩踏みしめながら境内へと向かうと、そこには静謐な空気が広がっていました。参道の両脇に育った古木たちが、長年にわたる時間の流れを語るかのように佇んでおり、木漏れ日が葉を通して柔らかく降りそそいでいたのが印象的でした。
道の駅 子守唄の里 五木周辺の紅葉
「道の駅 子守唄の里 五木」(熊本県球磨郡五木村)は、山あいの国道445号沿いに位置する、自然と歴史に包まれた道の駅です。この時期、施設周辺の山々が赤・橙・黄へと美しく染まり、訪れる人々の目を惹きつける紅葉の名所としても知られています。






赤や橙に染まった山々、古民家など里山の風景とともに、自然の彩りに包まれた時間。思いがけず出会った秋の名所として、また訪れたい場所になりました。
白滝公園の紅葉
秋になると白滝公園は紅葉の名所として多くの人を惹きつけます。特に、断崖の白い岩肌や清流のエメラルドグリーン、水面に映る紅葉、そして赤や黄色に染まる木々が重なり合う景色は、まさに「ここでしか見られない風景」です。吊り橋から渓流と紅葉を眺めたり、断崖を背景に色づく木々を撮影したり、川沿いを歩いて紅葉と水の音色を楽しんだり――。どの季節とも異なる“秋ならではの静けさと鮮やかさ”を、全身で感じられるのが白滝公園の紅葉の魅力です。










紅葉が進むにつれ、木々の明るい色合いが断崖の白さをより引き立て、そのコントラストは息をのむほど美しく、眺めるほどに深い安らぎを感じました。観光というより“自然と向き合う時間”で、心の奥にそっと静けさが広がっていくような、そんなひとときでした。
11月18日(火)
伊勢皇大神宮
伊勢皇大神宮は、熊本県球磨郡あさぎり町の岡原地区(かつての宮原村〜岡原村)にある神社で、江戸時代の天和2年(1682年)に、当時の僧侶であった東林寺の天端和尚によって勧請されたと伝えられています。最大の特徴は、“御神塚(ごしんづか)”がご神体として祀られている点にあり、本殿や大きな建物は存在せず、塚そのものが霊格を持つ神聖な場として大切に扱われています。また、この御神塚には「触れてはならない」という言い伝えが代々受け継がれており、そのため発掘や改変は一切行われることなく、現在まで慎重に守り伝えられています。






塚の前に立つと、長い年月を経ても変わらず守り継がれてきたという重みが、静かに、しかし確かに伝わってきます。“触れてはならない”という言い伝えが残されてきた理由も、この場に立てば自然と理解できる気がしました。人の手がほとんど入らないからこそ感じられる“原初の信仰”の気配が、この場所には息づいています。
YORU. Sweets & Bar
熊本県人吉市紺屋小町に、2025年11月20日(木)グランドオープンした「YORU. Sweets & Bar」。テーマは「ちょっと寄るから、ちょっと良い夜」。夜のひとときを彩るスイーツ、深煎りコーヒー、創作カクテル、球磨焼酎を用いたドリンクなどを揃え、カフェ感覚でもバー使いでも楽しめる空間です。仕事帰りや旅の途中、夜の散策の一休みにもぴったり。人吉・球磨ならではの味と雰囲気を、ぜひ体験してみてください。










普段は立ち寄りづらい時間帯でも、ここなら気軽に“夜カフェ&バー”として利用できます。旅の余韻をゆったりと楽しみたい人、仕事帰りにリラックスしたい人、どちらにもぴったりの場所だと感じました。次回はもう少し時間を取って、友人や旅の仲間とともに訪れたいと思います。
11月19日(水)
晴山の大イチョウ
『晴山バス停』(“夏目友人帳”のモデル地)から車で約5分の場所にある、晴山の大イチョウ がまもなく見頃を迎えそうです。またバス停の道を挟んだ対面には、清らかな流れとして名高い「川辺川」が広がっており、その景色も素晴らしいものです。晴山バス停を訪れた際には、ぜひこちらにも立ち寄ってみてください。




晴山の大イチョウを訪れると、葉先がほんのりと黄色に染まり始めていて、季節がそっと移り変わろうとしている気配を感じました。まだ緑が残る中に、淡い黄金色が混ざりはじめた姿は、まるで木自身がゆっくりと深呼吸をしているようで、とても穏やかな美しさでした。
ヒストリアテラス五木谷
ヒストリアテラス五木谷は、熊本県五木村の自然・歴史・文化を総合的に紹介する交流施設で、2017年にオープンしました。館内には、昔の暮らしや民俗、山村文化を伝える展示室のほか、焼畑文化や食文化、古写真などをテーマに、定期的に内容を変えて行われる企画展示も設けられています。








感じたのは、「五木村の暮らしは、自然とともに生きる知恵そのものだ」ということでした。展示室に足を踏み入れると、かつての暮らしの道具や山仕事に使われた器具、焼畑や山村文化にまつわる説明が並び、ひとつひとつの資料が当時の生活の息づかいを伝えてくれます。
五木谷人の守り神展
ヒストリアテラス五木谷で開催された特別展示「五木谷人の守り神展」は、五木村に古くから受け継がれてきた“神々への信仰”をテーマにした企画展です。九州中央山地に囲まれた五木谷では、山や川、自然と共に生きる中で、地域特有の多様な神々が祀られてきました。本展では、村人の暮らしを支えてきた守り神や祈りのかたちを、古写真や資料、信仰に関わる道具などを通して紹介しています。








五木谷で受け継がれてきた信仰が、“歴史の資料”ではなく、今もなお村人の暮らしの中に息づいているものだということでした。展示室に並ぶ古写真や祈りの道具、祭祀に関わる資料を見ていると、地域の人々が自然と共に生きる中で、神々に託してきた想いや願いが静かに伝わってきます。
キナイカフェ
「ヒストリアテラス五木谷」の敷地内にあるダイニングカフェで、店名の「キナイ」は五木村の方言で「おいで」「いらっしゃい」を意味します。メニューは、うどんなどの麺類をはじめ、定食や丼もの、ピラフ、セットメニューに加え、デザートや飲み物まで幅広く提供されています。


地元の方々や観光客がゆったりと過ごしている様子も印象的で、「ここは食事をするだけでなく、五木谷の空気をひと息感じる場所なんだ」と思わせてくれます。テラス席に吹く山の風も心地よく、時間がゆっくり流れるようなひとときでした。
11月20日(木)
山田大王神社のイチョウ
熊本県山江村の山田大王神社では、境内にそびえる大イチョウが少しずつ黄色に染まりはじめ、秋の訪れを静かに告げています。

澄んだ空気の中で見上げる大イチョウは、これから迎える鮮やかな秋への期待をそっと膨らませてくれます。
やまえのカミさん、ホトケさん展
熊本県山江村の歴史民俗資料館で開催される「やまえのカミさん、ホトケさん展」は、地域に受け継がれてきた“神さま”と“仏さま”の姿を通して、山里に息づく信仰文化をたどる特別展示です。山や川、里の暮らしとともに寄り添ってきた数々の祠や仏像、古い写真や記録をもとに、村人たちがどのように自然と向き合い、祈りを重ねてきたのかを丁寧に紹介しています。
※撮影の許可をいただいています



どれも立派な寺社のものではなく、山里の日常の中にそっと佇んでいたもので、そこには村人たちの願いや暮らしの息遣いが確かに宿っていました。自然と共に生きてきた地域だからこそ生まれた祈りのかたちが、静かに語りかけてくるようでした。
11月21日(金)
妖漫画館
熊本県人吉市・鍛冶屋町通りにある「妖漫画館」は、妖怪やあやかしをテーマにした漫画作品やイラスト、地域に伝わる伝承資料などを楽しめる、ちょっと不思議でワクワクするスポットです。






歴史情緒あふれる鍛冶屋町通りに、新しい文化発信の場として誕生した妖漫画館。人吉ならではの「妖怪×地域文化」の世界を、ぜひ体験してみてください。
老神神社のイチョウ
人吉市にある老神神社では、境内の大イチョウがほんのりと黄色を帯びはじめ、秋の訪れを静かに知らせています。まだ緑を残しつつも、枝先から少しずつ色づく様子は、季節の移ろいをそっと感じさせてくれる風景です。

老神神社の静かな社域に漂う落ち着いた空気と、季節の変化を告げるやさしい色づきのコントラスト。近くを訪れた際は、その一歩手前の秋の景色をぜひ感じてみてください。
11月22日(土)
おやこ DE マルシェ
「おやこ DE マルシェ」は、熊本県湯前町・慈光こども園にて開催され、親子で楽しめるワークショップや手作り雑貨のブース、キッチンカーなどが一堂に並びました。 子どもも大人も笑顔あふれる1日となり、地域のつながりを育む素敵なイベントとなりました。






会場の 慈光こども園 には、キッチンカーが並び、子どもたちが思いっきり遊べる大型遊具エリアが設けられていて、親子連れが笑顔で楽しむ光景があふれていました。
里宮神社の紅葉
熊本県湯前町の市房山神宮里宮では、境内のもみじが今、まさに見頃を迎えています。神社には、社務所東側にある樹齢およそ280年と推定される「大もみじ」があり、毎年秋には壮麗な紅葉となって多くの参拝者を魅了しています。今年は既に赤や黄の葉が入り混じり、秋の深まりを感じさせる彩りとなっています。








境内は赤や橙、黄金色の葉で彩られ、まさに秋の「盛り」。特に社務所東側に立つ樹齢およそ280年とされる「大もみじ」が見事で、枝を広げた姿や色づいた葉の輝きに思わず息をのむほどでした。
ゆのまえ温泉 湯楽里とゆのまえグリーンパレスの紅葉
ゆのまえ温泉 湯楽里 と ゆのまえグリーンパレス では、紅葉がまさに見頃を迎えています。湯楽里では施設まわりの木々が深く染まり、グリーンパレスでは広大な芝生エリアや遊歩道沿いが赤や橙に色づき、秋の深まりを感じさせる美しい彩りとなっています。






湯前町の ゆのまえ温泉 湯楽里 と ゆのまえグリーンパレス を訪れ、温泉施設まわりの木々が赤や橙に染まり、芝生エリアや遊歩道沿いの紅葉が見頃を迎えて秋の深まりを感じられた、美しいひとときを過ごしました。
黒肥地小学校のイチョウ
アニメ『夏目友人帳』のモデル地としても知られる、熊本県多良木町の 多良木町立黒肥地小学校 では、秋が深まるなか、校庭の大きなイチョウの木が鮮やかに黄色に染まり、まさに見頃を迎えていました。

作品の世界観がそのまま溶け込んだような空気の中で、季節が深まるこの瞬間に立ち会えたことが、ひとつの物語のワンシーンに入り込んだかのような、特別な時間に感じられました。
11月23日(日)
まるもでマルシェ
熊本県あさぎり町の「コインランドリーまるも」駐車場を会場に開催された まるもでマルシェ は、雑貨・フード・ハンドメイド作品など、多彩なお店が並ぶ温かな地域イベントでした。会場には子どもから大人まで幅広い世代が訪れ、手作り小物やスイーツ、こだわりグルメを楽しみながら、ゆったりとした休日の時間が流れていました。






手づくり雑貨の並ぶテント、焼きたてのいい香りを漂わせるフードのブース、子どもたちの笑い声──どこを歩いても、地域のやさしさと活気が混ざり合った心地よい空気が流れていました。
国史跡 多良木相良氏遺跡 講演会&現地説明会
国史跡に指定された多良木相良氏遺跡の祝賀を記念し、令和7年11月23日、多良木町研修センター(多良木町役場横)にて講演会が開催され、同日午後には青蓮寺(熊本県球磨郡多良木町黒肥地 3992)にて現地説明会も実施されました。




参加して本当に良かったと思える、充実した一日でした。地域の歴史が未来へと受け継がれていくことの大切さを、静かに、しかし強く感じる時間でした。
ゆのまえ温泉 湯楽里 × 手作り竹灯籠
ゆのまえ温泉 湯楽里では、地域の方々が参加して作り上げた手作りの竹灯籠が飾られ、静かな冬の夜をやさしく照らしています。これらの竹灯籠は、町内で開催された「竹灯籠づくり体験」で制作されたもので、里宮神社での展示を経て、現在は湯楽里へ場所を移し、12月中旬まで来館者を迎える灯りの演出として並べられています。




温泉の湯けむりと竹灯籠の柔らかな灯りが溶け合う光景は、訪れる人の心をふっと落ち着かせ、どこか懐かしい温もりを感じさせてくれました。地域の手仕事が紡ぐ “あかりの景色” に包まれながら過ごす湯楽里でのひとときは、いつもの温泉時間を少しだけ特別なものにしてくれました。
