人吉球磨日記 9月15日週

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生善院

寛永2年(1625年)に創建された真言宗の寺院で、その観音堂と厨子が平成2年9月11日付で国の 重要文化財 に指定されています
この寺には、江戸時代のある悲劇と伝説が根付いており、無実の罪で殺された僧・盛誉法印とその母・玖月善女、そして愛猫「玉垂(たまだれ)」にまつわる物語が伝えられています
それが理由で、「猫寺」の通称が広まり、山門の両脇には狛犬ならぬ「こま猫(狛猫)」が参拝者を見守る姿も見られます

生善院を訪れたとき、境内に咲く真っ赤な彼岸花が目を引き、花の群れが古い建物との対比を際立たせていました
猫寺と呼ばれるこの場所の静かな佇まいと、色鮮やかな花の色彩が混ざり合って、まるで時間がゆるやかに流れるような感覚に包まれました

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